【レビュー】800ルーメンの制圧用フラッシュライト SureFire G2X MaxVision
米Amazonより、SureFire G2X MaxVision (G2X MV)を購入してみました。
米国での発売は2017年10月24日。
公式サイトでのお値段は$109.00- となっています。
仕様
明るさHi : 800ルーメン Low : 15ルーメン
照射時間Hi : 1.5時間 Low : 52時間
照射距離:115m
全長:12.3cm
ベゼル径:2.8cm
防水:IPX7
重量:110 g(電池含む)
使用電池:123A ×2本
米国製
他のG2Xシリーズ Pro、Tactical、LAW ENFORCEMENT EDITIONは、Hi 600 lm、照射距離が187mとなっています。
G2X-MVは、日常使いのライトとしてももちろん使用できますが、比較的近距離が使いやすく、制圧目的、護身用具としての特性が強め。できればそういう防犯用のライトも1本は準備しておきたい。
とかなんとか言ってますが、購入した1番の理由はかっこいいから。
点灯モードは、ハイとローのみ。ものすごーくシンプルな設定。
慌てて間違う事も無い。
スイッチもテールキャップスイッチのみとなっております。
開封
109ドルもする製品なのに、化粧箱ではなく、簡易なブリスターパッケージ。SUREFIREでは当たり前のようです。
しかし安っぽい感じはなく、むしろ質感の高いライトが丸見えなので、ゾクゾクします…
付属品はテスト用電池、ステッカー、説明書、広告…となっております。
SF123Aは、使用期限が10年。このライトの製造も2020年1月以降でしょうか。
ホルスターや予備のOリング、クリップなどの付属品は一切ありません。
G2X MVは、他のG2Xシリーズよりベゼル径や全長(ヘッド部分)が小さくなっていて、片手にスッキリ収まる良いサイズ感。 高性能がギュッと縮まった感じ。
ボディ外側は耐食性と耐久性に優れたハイインパクトポリマーボディ(Nitrolon polymer)で、薬品や傷に強く、寒冷地でも素手で握れるとのこと。
かなりカチカチの梨地仕上げの樹脂で、爪で引っかいたくらいでは傷つきません。成型も非常に綺麗で、ブラックロゴが両面にあり、どこから見てもカッコいい。
ヘッドは放熱性を重視したアルミ合金製、仕上げはMil-Spec Hard Anodized。
レンズ部分はポリカーボネート製で、耐衝撃性は一般的なガラスの250倍以上といわれます。発砲時の衝撃にも強く、レンズ径も小さくなって、少し奥まった位置にあるため、見た目にも強固さが伝わってきます。
表面の硬度はガラスに比べて低いので、傷には注意したいですね。
ムラがなく使いやすい
MaxVision Beam®は配光にスポットやムラがなく、全体的に明るい。非常に広い視野が確保できます。
照射距離は115mとのことなので、比較的近距離向き。建物内を広範囲に照らして探索できます。
左:SUREFIRE G2X MV、800ルーメン 右:FENIX UC35、1000ルーメン
(露出、シャッタースピード固定。距離約2.5メートル)
どちらも画像では暗くみえますが、直視しづらい明るさ。UC35の方はさすがに中央が白飛びしちゃってますが、G2X MVは色が判別できます。
2mも離れれば中央部分が白飛びしないので、適応範囲が広く、意外と普段使いにも対応します。
800ルーメンもいらない。という方にも是非1度使ってみて欲しい。
15ルーメンのローモードでも、同じくムラが少なく、手元足元が非常に見やすい。
夜の散歩や巡回にうってつけのちょうどいい明るさで、暗闇に慣れた目にもやさしい光。
G2X-MVは護身用にして、普段使いにはもっと明るさの設定がたくさんあるライトにしよう。と予定していたのですが、意外にも、この2種類の15ルーメン、800ルーメンという設定の使い勝手がとても良いです。
近距離ならこれ1本でほとんどの状況に対応できるな…
というのがしばらく使ってみた感想です。 ↓続きは次のページへ