【レビュー】4シーズン使えるシュラフ Snugpak Special Forces Complete System
極寒用シュラフ買いました。
Snugpak Special Forces Complete System
YouTubeでレビューされてる方の動画はこちら↓
スナグパック スペシャルフォース コンプリートシステムは、スペシャルフォース1、スペシャルフォース2、ジップバッフル(同時開閉用ファスナー)と各スタッフサックがセットになったもの。
Special Forces1
快適外気温度5℃ 下限外気温度0℃
重量:1,200g
Special Forces2
快適外気温度-7℃ 下限外気温度-12℃
重量:1,800g
Special Forces Complete System
快適外気温度-15℃ 下限外気温度-20℃
重量:3,200g
(上記2つのシュラフを重ねたもの)
それぞれのシュラフを単独で使うことも、重ねて極寒用シュラフとして使うことも可能で幅広い温度帯に対応できます。
お値段は定価649ドルと化繊シュラフにしては超高額な部類。さすがMade in UK.
国内では税込で69,120円。マルチカムは税込76,680円。
今回はwebtogsで購入しました。2018/12/11現在33,981円でイギリスから送料無料。
サイバーマンデーセールでさらに20%オフの27,184円で購入できました。関税をプラスしても3万いかない。
年末ということもあって到着まで25日かかりました。
27,184円+関税2,000円+ 通関手数料200円=合計29,384円
開封
こんな感じで届きました。巨大です…
ビビらせやがって…
なんか形がいびつ。この理由はすぐにわかります。
まず商品写真が少な過ぎて買うときに不安です。メーカーさんはもっと各色のスタッフサックはこんな感じなどの商品写真を増やして欲しいな。
ブラックは任せろ!
おや?バラバラに入っている。だからいびつなのでした。
説明書等はありません。
SPECIAL FORCES 2 は巨大。これだけで十分なんじゃないか…
こちらはジップバッフル。これにもスタッフサックが付属します。
SPECIAL FORCES 1
SPECIAL FORCES 1はコンパクトです。頑張ればもうちょっと圧縮できます。しかしスタッフサックが小さすぎて、これに入れるのは至難の業。代わりの入れ物を探さないと。
どう頑張っても出てこないほどぎゅうぎゅうに入れてあります。
新品はこういう状態で綺麗に巻いてありますが、公式によると毎回こういう入れ方はしなくても良いとのこと。
公式のしまい方を貼っておきます。
実際にやってみましたが、入れた後の仕上がりが綺麗で、均等にコンプレッションできるのでオススメです。
広げてみました。
快適温度は5℃ということですが、マットを敷いてフリースかダウン着て寝ればこれでもかなりあったかいです。春秋の10℃くらいまでなら問題ないでしょう。
センタージップは出るときが楽。腕で押し広げればバッと開きます。夜中の異常時もサッと脱出可能。その辺がスペシャルフォース。
ジップは下からも開けられるので、夏はお腹だけジップすることも可能。
欧米向けなので身長は190センチくらいまで大丈夫でしょう。もっと大きい人向けのエクストラロングもありますし、もっと太い人向けにExpanda Panelもあります。
私は173センチですが大きすぎるということはなく、広々快適です。ちょっと余った部分を折り込めばさらに足元暖か。
SPECIAL FORCES 1の首元はシンプル。内部もポケットも何もなし。
足元には干すときに便利なループがふたつ。
SPECIAL FORCES 2
お次はこちらのSPECIAL FORCES 2 。
こちらはスタッフサックもちょうどいい大きさ。
さっきと同じ様に見えますがモッフモフです。
快適温度は-7℃。首元にショルダーウォーマー的なものがありマフラー要らず。ジッパーを全閉すると顔が隠れるのでかなり暖かいです。
黒いのでよくわかりませんが…ジッパー部分もふわふわがあり、暖かいです。
ショルダーウォーマーにもドローコードとベルクロがついてるので、マフラーの様に首に巻くことができます。
それではお待たせしました。1、2を重ねます。コンプリートシステムの完成です。
Special Forces Complete System
おっとその前にジップバッフル。
これもフワッフワ。ジッパーからの隙間風を心配する必要はないですね。
それぞれのジッパーと組み合わせます。ちょっと器用な方でないと苦戦すること間違いなし。
こうなります↓
圧倒的なボリューム…
快適温度は-15℃!これで無理ならお家に帰りましょうというくらい。もはやお布団。
重ねる順番は、ショルダーウォーマーが内側に来るようにする為、内側がSPECIAL FORCES 2、外側にSPECIAL FORCES 1となります。
10℃のガレージで寝てみましたが、暑過ぎて出ました。素材はひんやりしているのでフリースのインナーシュラフか寝る前に湯たんぽで温めておけばもう怖いもんなしでしょう。
しかしどれで開ければいいんだこれ…となりがちですがジップバッフルの仕組みに慣れれば暗闇でも一発で開けられます。
正直なところジップバッフルは要らないんじゃないかと一瞬思いました。
どちらにせよセンタージップでサッと出られるので。
しかしシュラフを2重にすることで若干狭くなるのを延長し、解消する役目。
足を入れた時にSPECIAL FORCES 2が中でグチャっとならないように固定する役目。
そしてジッパー部分の保温力をアップさせる役目があります。
面倒ですが、快適に寝る為には必ず装着しておいたほうが良さそうです。
重ねた状態でスタッフサックに入れるとこうなります。でかいですが、もう寒さは心配しなくて良いです。
極寒攻略の要は、レイヤリング
「レイヤリング」とは適切に重ねることで温度調節を行うことを言います。
暑すぎるとかいた汗が冷えて寒くなるので調節できることが重要。
米軍のTennier IndustriesのシュラフもSpecial Forces Complete Systemと同じ様なモジュラーシステム。
こちらはさらにGore-Texのカバーがつきますので雨でもテントなしで寝られる模様…
ちなみにSnugpakにもSpecial Forces用のBivvi Bagがあります。別売りですが。
Tennier Industriesのモジュラーシュラフもなかなかのお値段ですがシュラフ2つにGore-Texカバー付きと考えれば高くはありません。
私はブラックが良かったのでSnugpakにしました。
晴れていても夜露に注意
寒い時期に日が暮れ始めると急激に温度が下がり飽和水蒸気量を超えた水蒸気が水滴になります。
晴れていても温度差があると、ビショビショに濡れてしまうこともあるので暗くなる前にテントを閉めて、不要なギアは片付けましょう。濡れたら寒い!
まとめ
こちらのシュラフを選んだ理由は
・オールブラック
・ラフに使える(気にせず洗濯できる)
・Snugpakのミリタリーデザインが好き
・シンプルでタフ
・ギアとしてカッコいい!
・WebTogsで買えば安い!
実際手にしてみての感想は想像通りの使い勝手と想像以上の暖かさです。あとは合体できる仕掛けがワクワクします。
3シーズンはどちらか1つのシュラフだけ使用。又は家族、友人とシェアしても良いですね。
極寒用シュラフSnugpak Special Forces Complete Systemのご紹介でした。
このシュラフのレビューや画像がなかなか少ないので購入時に不安でしたが、これから購入される方の参考になれば幸いです。
WebTogsはこちら←
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