【レビュー】災害対策 灯油が使える OPTIMUS NOVA / オプティマス ノヴァ
他にはないブラックカラーが特徴で、自衛隊やドイツ軍で正式採用されているOptimus NOVA。
購入後14ヶ月目のレビューです。
仕様
ジェット交換することなく異なった種類の石油系燃料を使用できるマルチフューエルストーブ。短時間での予熱、細かな火力調整、少々ラフな扱いにも耐えうる堅牢な構造など過酷な環境下でも信頼のおける野外ストーブの最高峰モデル。非常時の調理器具としてもおすすめ。
- 収納サイズ:140×80mm
- 重量:460g(ポンプセット含む)
- 出力: 2850W
- 燃焼時間:0.6Lボトル使用時(内容量450ml)最高2.5時間
- 使用燃料: ホワイトガソリン、灯油、ディーゼル油、ジェット燃料、その他
- 付属品:ウインドフォイル、ナイロンケース、マジックツール、取扱説明書
燃料は灯油がおすすめ
なんといっても安い。石油系燃料の中で最安。80〜95円/Lでホワイトガソリンとは比べ物にならない安さです。
そして石油ストーブやランタンにも使用できる汎用性。
ストックのしやすさ。ガソリンより危険性が少ない。
アルコールによるプレヒートを行えば煤も発生しないので、室内で使えます。
屋外使用なら灯油のみでも可。
燃料ボトルはミリタリーブラック
こちらのボトル、種類が多くて少しややこしいのですが、官有品と民間向けがあります。Amazonでも取扱があります。
民間向け:
ML各サイズあり。押しながら回すセーフティーキャップ仕様。OPTIMUSのフォントがぎゅっと縮んだ印象。塗装が少しテカテカしている。
セーフティーキャップ仕様の官有品Mサイズ:
BUND(ドイツ連邦軍)”、NIIN(NATO品目識別番号)及び製造年月が印字されていますが、塗装やフォントは民間向けと同じ。
セーフティーキャップじゃない方の官有品Lサイズ:
こちらもBUND(ドイツ連邦軍)”、NIIN(NATO品目識別番号)及び製造年月が印字されています。ザラザラしたマットな塗装。バランスの良いフォント。ザラザラしている分こちらの方が印刷がにじんでいます。おそらくこちらが以前のモデルで、以降セーフティキャップ仕様に変更されているようです。
個人的には、最後の官有品Lサイズがおすすめです。フタも開けやすいし、質感も良いです。
家で使用するならLサイズ、2泊くらいのキャンプならMサイズが目安です。
アルコールでプレヒート
ホースをつなぎ、25回ほど(回数は燃料の量によります)ポンピングします。
ボトル側の燃料バルブを開け、アルコールを上の赤丸のあたりから注ぎます。量は下の赤丸にある白い綿状のウィックが半分浸るくらい(画像2枚目)。
灯油で屋内で使うならアルコールでのプレヒートが必須です。十分にあたためると、煤もなく綺麗に火が安定します。
屋外なら灯油のみでもプレヒート可能です。
音で火加減がわかる
石油系燃料を使用するバーナーの特徴として、うるさいことがあげられます。NOVAはその中でも静かなほうだというレビューをよく目にしますが、音をあえてメリットとして考えるなら、音で火加減がわかりやすいということ。
とろ火も可能で(あまり小さくしすぎると煤がでます)炊飯や煮込み料理に最適。何かの拍子に火が消えるとシューっという音に変わるので、いつから消えてたかわからない。ということがありません。
ゴトクが使いやすい
3本足でコンパクトなのに非常に安定感があります。チタンシングルマグ450やシェラカップ のような小さなものせられます。
SOTO ST-310とくらべても非常に低重心で安定感があります。
火力調整バルブも長く、火加減の調整がしやすい。
まとめ
灯油が使えて唯一無二のかっこよさ。災害対策にも超おすすめなOPTIMUS NOVAのご紹介でした。
分解してメンテナンスしたり、火を安定させる作業など、ギアとしての楽しみ、満足感も得られます。